消えたエレベーターの13階:都市伝説で囁かれる秘密の部屋とその真実

都市伝説

都市の高層ビルには、多くの秘密が隠されていると言われています。
その中でも、特に多くの人々が囁く都市伝説が一つ。

それは、存在しないはずの「13階」に関するもの。
今回は、この都市伝説の真相に迫ります。

1. 伝説の始まり:13階のエレベーターボタン

都市の中心にそびえ立つ古いビル。
そのエレベーターには、1階から12階、そして14階と続くボタンが並んでいます。

しかし、13階のボタンだけが存在しない。
多くのビルが13階を避けるのは、西洋の迷信に由来すると言われています。
しかし、このビルには、ただの迷信を超えた都市伝説が囁かれている。

このビルは、100年以上前からこの地に存在しており、その歴史の中で数々の出来事が起こってきました。
初代のオーナーは、13という数字を非常に好んでいたと言われ、ビルの13階を自らのプライベートルームとして使用していたとの噂も。
しかし、彼が亡くなった後、13階に関する記録や証拠はすべて消され、現在のエレベーターにはそのボタンすら存在しないのです。

2. 夜中のエレベーターと消えた女性

ある夜、ビルの清掃員がエレベーターに乗ったときのこと。
通常は存在しないはずの13階のボタンが、ふと彼の目の前に現れました。

好奇心からそのボタンを押すと、エレベーターは13階に到着。
ドアが開くと、そこには豪華なロビーと、中央に座る美しい女性の姿が。
彼女は清掃員に「ここを出るには、私と一緒に踊らないと」と言い、彼を誘いました。

この女性の正体は、初代オーナーの愛人で、彼の死後も13階に住み続けていたと言われています。
彼女は、オーナーの死を受け入れられず、永遠の愛を誓ったその部屋から一歩も出ることなく、時が止まったような生活を送っていたのです。

3. 13階の真実:時を超えた舞踏会

清掃員が目を覚ますと、彼はそのビルの屋上にいました。
時計を見ると、エレベーターに乗ったのと同じ時間。
彼が体験したことは、過去の舞踏会の幻だったのか、それとも…。

後日、彼はビルの歴史を調べると、かつて13階で大きな舞踏会が開かれ、その夜に謎の火事が発生し、多くの人々が亡くなったことを知る。
そして、その中には、彼がエレベーターで見た美しい女性の姿も…。

この舞踏会の夜、火事の原因は不明であり、多くの人々が閉じ込められ、助けを求めながら亡くなったと言われています。
その後、13階は封鎖され、その存在すら忘れ去られていった。

しかし、あの夜の舞踏会は、今も13階で繰り返されているとの噂が。
そして、その舞踏会に招かれた者は、二度と戻ってこないとも…

この都市伝説は、多くの人々に囁かれてきたものの、真実は今も謎のまま。
しかし、あのビルのエレベーターに乗るたび、人々は13階のボタンを探し、その背後に隠された秘密を想像するのです。

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